■ エアーズ・トゥ・ジョビン ■
トリビュート・アルバム
店では"オムニバス"の扱いになっていましたが全然意味が違います。オムニバスは"出来合い"の録音を寄せ集めて作ったものですが、本盤は1995年5月から9月の間、アントニオ・カルロス・ジョビンの没後1周期を前に追悼の意味で東京、リオ、ニューヨーク、他に渡って企画、録音された大掛かりな超大作盤です。そして今から5年前2007年にジョビン生誕80周年記念としてリイシューされました。言っちゃいけないかもしれませんが5、6年後には再び生誕90周年と言うことで再発されるのではないかと…。15年後に生誕100周年と言うことになるんですかね。文化を産み歴史をつくった彼は死んだ後もこうやって世界を動かしているんですね。どれもボサ・ノバを代表する名曲ばかりです。小野リサはボサノバを世に知らしめた大ヒット曲「イパネマの娘」を正攻法のボサノバで歌い上げます。ニューヨーク・ヴォイセスはJazzyでスイング感覚で「デサフィナード」や「モジーニャ」を盛大に歌っています。レオン・ラッセルは野太い"ぼくとつ"な声で「メディテーション」を歌っていますが、ロックフィーリングありますね。「コルコバード」でフリューゲルホーンを吹いているのはJazzの巨人ランディ・ブレッカー。フローラ・プリムをご存知?。フュージョン・ピアノの巨匠チック・コリアの名盤「リターン・トゥ・フォーエバー」のあのボーカルの歌姫です。彼女がボサの名曲「おいしい水」を歌います。ボサノバの代名詞!この人あってのボサノバを世界に言わしめたアストラット・ジルベルトは今でも元気「フォーエバー・グリーン」を明るく爽やかに歌ってくれています。「3月の雨」を歌うフィリップ・ハミルトンはパット・メセニーのグループで歌っていましたが実はカーペンターズのトリビュートアルバムにも参加。幾つものグラミー賞を取っているジャズ・ピアニストのギル・ゴールドスタインはここでは最後の「オーリャ・マリア」をソロでアコーディオンで飾っています。彼は2001年にビル・エバンスのトリビュートアルバムをも録音しています。
