■ マグニフィセント ■
サド・ジョーンズ
トランペット奏者、サド・ジョーンズの代表的名盤であり、モダンジャズ史上の傑作盤のひとつに数えられます。彼は有名な「ジョーンズ3兄弟」の真ん中でピアニストのハンク・ジョーンズを兄に、ドラマーのエルビン・ジョーンズを弟に持ちます。さて盤は、カウント・ベイシー・オーケストラのヒット曲、「エイプリル・イン・パリス」が一曲目。彼は50年代中頃から同オーケストラにいたし'80年代カウント・ベイシー亡き後の同オーケストラを受け継ぐことになる程なのでこの曲は得意だったと思います。ですから勿論ここでの演奏も最高です。2曲目の「ビリー・ドゥ」は、ブルースな雰囲気のスロー・ジャズで、テナーのビリー・ミッチェルもデュエットの部分もソロもあって良い仕事をしています。バリー・ハリスのピアノソロ、パーシー・ヒースのベースソロもあり。3曲目の「イフ・アイ・ラブ・アゲイン」は、軽快でややアップ・テンポの明るい曲です。ここでもピアノソロ、ドラムスのソロがあります。テーマ部のペットの部分は印象に強く残り頭ン中で癖になりそうです。4曲目、「イフ・サムワン・ハッド・トールド・ミー」は美しいスローバラードでペットが情感豊かに歌い上げます。5曲目、「シーディア」は軽快なJazzで、パーシー・ヒースのベースソロが聴きものです。加えてマックス・ローチのドラムスもフューチャーされていてこれも聴きものです。演奏者はいずれも名人ばかりです。ですから殆どの曲に各楽器のソロがあり退屈させません。ピアノのバリー・ハリスは JazzGate でも推薦している、デクスター・ゴードンの「ゲッティング・アラウンド」やリー・モーガンの名盤、「サイドワインダー」にも参加しています。ベースの巨匠、パーシー・ヒースの参加には多くの名盤があります。ビル・エバンスの「インタープレイ」。モダンジャズカルテットの「ジャンゴ」と「コンコルド」。ホレス・シルバー & アート・ブレイキー の同名アルバム。 キャノンボール・アダレイ「ノーホワット・アイ・ミーン」。マイルス・デイビスの 「バグズ・グルーヴ」。チャーリー・パーカー「ナウズ・ザ・タイム」他にも続々。ドラムスのマックス・ローチはトランペッターと相性が良いのか、クリフォード・ブラウン、ブッカー・リトル等といくつか良盤を残しています。

