ジャケPHOTO

Lee Morgan - trumpet
Hank Mobley - tenor sax
Harold Mabern Jr - piano
Larry Ridley - bass
Billy Higgins - drums

THE DIP / H.Mobley
RECADO BOSSA NOVA / D.Ferreira
THE BREAK THROUGH / H.Mobley
THE VAMP / H.Mobley
I SEE YOUR FACE BEFORE ME
  / Dietz - Schwartz
BALLIN / H.Mobley

1965 Blue Note 84209
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■ ディッピン ■

 ハンク・モブレー

 一曲目「ザ・ディップ」は、…これはロックンロールですね。いきなり変則リズムから入ってきています。ダイナミックに、そしてサビに入るとリリカルに展開しています。ソウルフルな印象のこの曲はモブレーは得意とする所でしょう。そして2曲目、「リカード・ボサノバ」。これは代表曲!。子供の頃至る所でやたらめったら流れていました。曲の時代からは何年も過ぎた頃だった筈なのによほどヒットしたのでしょうね。あちこちでいまだに色んな演奏が聴かれますが最も知られているのは本盤のこの演奏!。ところでイーディ・ゴーメの歌も聴いて見て下さい。タイトルは「ザ・ギフト」。アルバム「恋はボサ・ノバ」(Blame It on the Bossa Nova)に収録されています。ご年配のJazzファンの方々にはこっちの記憶の方が強い人もいるかもしれません。3曲目、「ザ・ブレーク・スルー」。トランペットとテナーの小刻みに震えるブロー。そしてピアノ。ビリー・ヒギンスによるドラムスのソロもフューチャーされています。テーマ部も判りやすいし1、2曲目に続くお勧め。4曲目、「ザ・ヴァンプ」。導入部がマイルスの何かの曲にチョット似ているスローJazzです。5曲目、「アイ・シー・ユアフェイス・ビフォア・ミー」。シナトラやドリス・デイも歌っている静かで優しいバラード。" ハードバップ上手はバラード上手 " をしっかり実践してくれています。最後6曲目はちょっとひょうきんで明るい感じの曲です。

 ハンク・モブレーは典型的なハード・バップスタイルのテナー・サックス奏者です。そして本盤は彼の最もよく知られた代表盤。ジャッキー・マクリーンの「45&6」にも参加。名義人のテナーは当然だけど、やはり活躍しているのは、トランペットのリー・モーガン!。「サイド・ワインダー」にしてもそうでしたが、正統Jazzリズムを踏襲した上での変則リズムは得意中の得意!。本盤では#1と#2がヒットしましたが、どちらも殆ど彼の独壇場に近いものがあります。ヒットメーカーですね。そしてやや跳ね気味ピアノのハロルド・メイバーンは好きな人はハマルだろうな。ドラムスの名人ビリー・ヒギンスは、テナー奏者のデクスター・ゴードンの「ゲッティン アラウンド」にも参加。