ジャケPHOTO

Chet Baker - trumpet
Pepper Adams - baritone sax
Herbie Mann - flute
Kenny Burrell - guitar
Bill Evans - piano
Paul Chambers - bass
Connie Kay & Philly Joe Jones - drums

ALONE TOGETHER / Dietz - Schwartz
HOW HIGH THE MOON / Hamillton - Lewis
IT NEVER ENTERED MY MIND
   / Rodgers & Hart
'TIS AUTUMN / Henry Nemo
IF YOU COULD SEE ME NOW
    / Tadd Dameron
SEPTEMBER SONG / Anderson - Weill
YOU'D BE SO NICE TO COME HOME TO
   / Cole Porter
TIME ON MY HANDS (YOU IN MY ARMS)
   / Adamson, Gordon - Yourmans
YOU AND THE NIGHT AND THE MUSIC
   / Dietz - Schwartz
EARLY MORNING MOOD / Chet Baker

1958-1959 Riverside 1135

■ チェット ■

 チェット・ベーカー

 音楽がとにかく重いっ。まるで時間の流れに逆らうかのようにゆっくりとズッシリと音をひとつひとつ噛締めるように鳴らしてきます。アップテンポの曲はひとつもありません。これからの季節、秋の夜長にどっぷりと浸って下さい。1曲目の「アローン・トゥギャザー」は実は、9曲目の有名スタンダード「あなたと夜と音楽と」を作曲した人で、アーサー・シュワルツ。作詞家のハワード・ディエスと必ずコンビで活動しています。ここには有りませんが彼らの代表作のひとつに「ダンシン・イン・ザ・ダーク」と言う有名スタンダードもあります。2曲目の「ハウ・ハイ・ザ・ムーン」。これは絶対に覚えておいてもらいたい必修スタンダード!。このような初歩の名曲は本盤には多く収録されていてたとえば、#6、「セプテンバーソング」。#7、「あなたが訪ねてくれたら嬉しいわ」。#9「あなたと夜と音楽と」。どれも名曲ですので仮にここでのセッションが気に入らなくても何処かで必ず聴くことになるでしょう。そしてちょっと興味があるのはボーナストラックの10曲目。チェット自身による作曲、「アーリー・モーニング・ムード」。作曲もやっちゃうんですねぇ。

 スゴイ顔ぶれです!。よくまあこれだけ集まったものです。バリバリの主役級巨人ばかりです。ピアノのビル・エヴァンス、ギターのケニー・バレル、ベースのポール・チェンバースは言うに及ばず、バリトンサックスのペッパー・アダムスも知名度はしっかりしていて自身の名義盤を何枚も出しています。同様にドラムスのコニー・ケイは「モダン・ジャズ・カルテッド」での活動がよく知られていますがアルト奏者ポール・デズモンドの名盤を何枚も手伝っています。フィリー・ジョー・ジョーンズもジャズドラマーとしては第一人者でマイルス・デイヴィス・クインテットにてコルトレーンやレッド・ガーランドと共に初期のモダンジャズシーンで活躍していました。そして面白い人物がもう一人。ジャズフルートと言えばこの人!ハービー・マン。ズート・シムスらと共にボサノバ文化をいち早くジャズに取り入れ、伝説的な超ノリノリの「ヴィレッジゲート」ライブを残したアーチストです。