■ バラード ■
ジョン・コルトレーン
全曲ゆるやかなバラードです。しかも最初と最後(#1と#8)以外はJazzファンなら皆が知るスタンダードばかり!。ちょっとJazzに詳しい初心者リスナーならみんな持ってるかもしれません。なんたってジョン・コルトレーンですし、彼にしては極端なアドリブ・アレンジが無く名義の他の盤と比べて突出して判りやすい初心者ムード満点の出来栄えです。最初の曲「セイ・イット」はここでの曲が最も良く知られています。2曲目の「ユードント・ノウ・ホワット・ラブ・イズ」は、'56年に同じテナーの名人でマイルス・バンドでは先輩のソニー・ロリンズが名盤、「サキソフォン・コロッサス」にて演奏していますが、さてどちらに軍配が上がるでしょうか?どちらも捨てがたいです。3曲目、「トゥー・ヤング・トゥー・ステディ」は同じ'56年にナット・キング・コールが有名なネルソン・リドル・オーケストラをバックに情感豊かに歌っています。機会があればこちらもどうぞ。4曲目、「オール・オア・ナッシング・アットオール」。これは知っておいて欲しい必修スタンダード!。エラ、サラ、ビリー・ホリディ、フランク・シナトラ。いかに多くの歌手がこれを歌ったでしょう。6曲目、「ホワッツ・ニュー」。これも!この曲も歌、インスト問わず皆が良く取り上げる有名曲です。ハンク・ジョーンズがパナソニックのコマーシャルで取り上げていましたね。記憶に新しいと思います。また、アルト奏者のジャッキー・マクリーンも名盤、「スイング・スワング・スインギン」の1曲目に取り上げています。1960年からピアノのマッコイ・タイナーとドラムスのエルビン・ジョーンズは、60年代中ごろまでコルトーンの代表盤に参加し幾つかの名盤を手伝っています。また、ドラマーのエルビン・ジョーンズは有名なジョーンズ3兄弟のひとりで、トランペット奏者のサド・ジョーンズやピアニストのハンク・ジョーンズを兄に持ちます。彼等はそれぞれ JazzGate でも取り上げている「マグニフィセント」、「サムシン・エルス」などの名盤を録音しています。