■ 4 5 アンド 6 ■
ジャッキー・マクリーン
ゆっくりとしたリズムでのびのびと演奏してます。ホントにセンチメンタル・ジャーニーな感じ。アドリブに入るとメリハリのあるマクリーンらしいアルトが展開してきます。#2、「ホワイ・アイ・ワズボーン?」。ちょっとセンチメンタルな明るい感じの曲です。マル・ウォルドロンの流麗なピアノソロも良し。作曲したカーンとハンマースタインについてですが、この曲にはいませんがペットで当盤参加のドナルド・バードが2年後、自身の盤で「オール・ザ・シングス・ユー・アー」を取り上げています。#3、「コントゥアー」。同じリズムが続きます。セッションには参加していませんが、ハード・バップを代表するピアニスト、ケニー・ドリューの曲。ドナルド・バードのトランペットソロが聴きもの。ウォルドロンのピアノソロも。#4「コンファメーション」これも明るい曲。チャーリー・パーカーの曲ですがドナルド・バードのペットがフューチャーされています。#5「恋に落ちる時」。ナット・キング・コールも歌っているヴィクター・ヤングの名曲。ここでは軽快にテンポ良く演奏されています。さて、6曲目にして最後。やっとリズムに変化が訪れます。「アブストラクション」はピアノで参加のマル・ウォルドロンのバラード。ミュートをかけたバードのトランペットは効果的。実はこのアルバムは2~5曲目までは、ほぼ同じテンポ(ややアップのミディアム)です。しかし録音は1から3までの3曲と4から6までの3曲は1週間ほど開いてます。良いメンツ揃ってます。3,4,6曲目に参加のトランペットのドナルド・バードはサイドメンとしては超ベテランです。また自身の名義作、本作から3年後の「フエゴ」は良く知られた名盤です。'72の「ブラック・バード」は当時ブルー・ノートの最大のヒットを記録しました。テナーのハンク・モブレーはハード・バップの偉人でいくつかの名盤を残しています。個人的には、「ディッピン」がお気に入りでよく聴きます。有名な「リカード・ボサノバ」の最も良く知られたセッションが収録されています。当盤ではハンク・モブレーによるテナーは4曲目「コンファメーション」のみの参加となっています。ピアノで参加のマル・ウォルドロンもまたベテラン。当盤のレーベルでもあるプレステージのハウス・ピアニストを務めたこともあり、ビリー・ホリディの追悼盤「レフト・アローン」は有名盤。有名ベーシスト、チャールズ・ミンガスのこれも名盤「直立猿人」にも参加。日本人の妻は有名写真家。娘はモデル。